2026.03.12

雪国ならではの撮影の工夫|北海道・冬の映像制作はここが違う!

このブログを描く前後の日に札幌ではとっても雪が降りました。 北海道は皆さんの印象の通り雪国です。(編集をしてたり忙しいと時々忘れてしまいますが(笑)) 動画を作る際に、雪国らしさや地域らしさを出そうとしたとき、”雪”や”雪景色”を使った動画制作も実際によくあります。(地域ならではですね) 今回は、実際の現場で起きたエピソードを交えながら、雪国での撮影だからこそ気をつけたいポイントをいくつかご紹介します。

●雪は意外と撮りにくい。

 

たとえ実際には膝まで雪が積もっていても、映像では伝わりにくいことがよくあります。
雪に輪郭がないため、広角(ワイド)で撮ると深さやボリューム感が伝わらないのです。

そこで重要になるのが「比較対象」。

 

・人と雪を一緒に写す

・階段や車など、サイズ感がわかるモノと一緒に撮る
 

といった工夫が必要になります。

 

この辺りはとても分かりやすい手法で、やりやすい見せ方かと思います。

ですが、ここからがある種このブログの本題ですが、次の項目でもお伝えしますが、雪はそのように撮ってもわかりにくいことがよくあります。

理由は

【雪が白いから】

です。

 

わかりやすい例は、曇り空です。

曇り空では、コントラストが出ず、輪郭がぼやけてしまうため、晴れた日の撮影が理想的です。

 

 

 

●雪中での人物撮影|“雪の白さ”との戦い

 

雪景色の中では、背景が真っ白になりがち。


そのため、被写体である人物の顔や表情が暗く落ちてしまうことも。

 

・人物を引き立てるときは、露出を人物に合わせて調整

・前後で雪景色をしっかり見せていれば、シーンによっては背景をカットする判断もアリ

 

現場ではその都度、“映像として何を伝えたいか”に応じて柔軟な対応が求められます。

ちなみにビジネスシーンでは、基本的に「人」を見せたいことが多いですので、人物の顔に露出を合わせることで、表情や伝えるべきことが的確に伝わる動画制作を行います。

 

 

●雪の質感を伝えるための“明るさ”の微調整

 

雪をただ「白く飛ばす」のではなく、質感(影や凹凸)を伝えるための明るさ設定が大切です。

・白飛び直前の明るさまで上げて、絞りで少し抑える

・柔らかい陰影がつくように角度のある自然光を活かす

・曇天の日は表現が難しくなるため、天候を見てスケジュール調整も視野に入れる

 

この微調整が、画面の中で“ただの白”を“美しい雪”へと変えてくれます。

 

 

●撮影アングルの工夫|ドローンの活用も効果的

 

規模感のある冬のイベントでは、ドローンの空撮によって広がりのある構図を撮るのも一つの方法です。

・上空から撮ることで「街 × 雪景色 × イベント」の全体像が伝わる
・通常の手持ちでは撮れないダイナミックな映像が加わることで、作品の印象も格段にアップ

 

ただし、雪や風などの天候リスクがあるため、撮影時の安全確認と飛行許可は必須です。

 

●余談①夜の雪 × 光|イルミネーションやライトアップの魅力

 

雪が降っている夜の撮影では、光が雪に反射することで幻想的な雰囲気を演出できます。

・イルミネーションの光が雪に反射し、立体感や奥行きを生む
・ライトアップによって氷像の形状がくっきりと映る

 

特に北海道は、雪を活かしたお祭りが多いですが、夜間撮影**では、このようなライトアップがあるとかなりわかりやすくりやすいです。

 

 

●まとめ|雪国撮影は「工夫の積み重ね」がカギ

 

雪国・北海道ならではの映像制作では、
・画づくりにおける露出調整
・天候や雪質に応じたスケジュール管理
・人物と背景のバランス
・光の活かし方
など、多くの「細かな工夫」が積み重なって一本の作品が仕上がります。

同じ「雪」でも、どう見せるかでまったく印象が違う。
それが冬の撮影の難しさであり、面白さでもあります。

Blog一覧へ戻る