2026.10.16
ライジングサンのライブ映像制作も3年目。カメラ位置ひとつで変わる「ライブ感」
今回は、北海道札幌から車で40~50分。石狩湾で行われるライジングサンでのライブ映像制作について、実際の撮影現場を振り返りながらお話しします。 ありがたいことに、今回で撮影を担当させていただくのは3年目になりました。同じイベントを継続して撮影しているからこそ、「去年はここが足りなかった」「今年はこんな画を増やしてみたい」と、毎年少しずつ撮影方法をブラッシュアップしています。
ライブ映像は、同じアーティスト、同じステージを撮影していても、カメラを置く場所や人数が少し変わるだけで、完成した動画の印象が大きく変わります。
今回は、そんな3年間の変化についてご紹介します。
●初年度の撮影から見えてきた「もう少し欲しい画」
初年度は、据え置きのカメラも含めて5台ほどで撮影しました。
ステージの両サイド、いわゆる上手・下手側にもカメラを配置していましたが、撮影後の映像を改めて見てみると、「もう少し正面に近いところから、ボーカルの表情を撮れる画が欲しいな」と感じたんです。
もちろん、そのときの機材構成の中では必要な画はしっかり撮影できています。
ただ、ライブ映像として編集していくと、ボーカルのアップや正面に近い画が加わるだけでも、かなり映像の幅が広がります。
そこで2年目は、ステージ中央に近い位置にもカメラを入れるようにしました。
こうやって実際に完成した動画を見返しながら、「次はどうしよう」と考えられるのは、継続して撮影させていただいているからこそだと思っています。
●3年目は、さらに「ライブ感」を出せる位置へ
そして今年、3年目の撮影では、もう一つ新しい試みを加えました。
アーティストによっては、お客さんが一気に盛り上がる瞬間があります。
そういう場面では、ステージを遠くから撮影するだけではなく、実際にお客さんの中に入って撮影できれば、もっとライブの熱量を伝えられるのではないかと考えました。
客席までケーブルを引くのは難しいため、機材の運用方法も含めて事前に検討しています。

さらに今回、「可能であればステージ上からも撮影したい」というご提案もしていました。
これはアーティスト側の許可がなければできない撮影ですが、ありがたいことにOKをいただくことができました。
ステージ上から撮ると、同じライブでも全く違って見える
実際にステージ上から撮影してみると、やはり画の広がりが全く違いました。
アーティスト越しに会場全体を見せたり、ボーカルとギターを一つの画の中に入れたり、お客さん側から撮影するだけでは作れない構図が生まれます。
特に印象的だったのが、歌っている方の横顔です。
これまでは正面や斜め前から撮影することが多かったのですが、ステージ袖やステージ上から見る横顔には、また違った良さがありました。
歌詞や思いをお客さんに伝えている瞬間の表情がしっかり見えて、「これはライブ映像としてすごくいい画だな」と改めて感じましたね。
ボーカルだけをアップで撮影すると、どうしても会場全体の雰囲気は薄くなります。
一方で、アーティストとお客さんを同時に画の中へ入れると、一気に「ライブをしている」という空気が伝わります。

カメラの位置が変わるだけで、同じ被写体を撮っていても映像はまったく違って見えるんです。
●カメラマンを一人増やしただけでも、動画の幅は大きく変わる
今年は、カメラマンの人数も昨年より一人増やしています。
実はこの現場、撮影体制も毎年少しずつ増えているんです。
ステージから離れた場所には2台のカメラを配置しています。
これまでは、一台を引きの画としてほぼ固定していました。高解像度で撮影しておけば、編集時に必要な部分に寄ることもできます。
ただ、固定カメラにはどうしても限界があります。
そこで今年は、その位置にもカメラマンを配置しました。
もちろん、予算や会場の都合などでどうしても固定になることもあるかもしれませんし、その条件の中で最大限見せることは大切ですが、
人が操作することで、その場で寄ったり引いたり、お客さんを絡めながら横方向へカメラを動かしたりと、撮影中にできることが一気に増えることもまた事実です。
カメラマンが一人増えただけでも、カメラワークを工夫すると、「もっとたくさんのカメラで撮っているのでは?」と思うくらい、編集で使える画のバリエーションが増えることがあります。
最終的な作品の幅を考えると、単純にカメラの台数だけではなく、「どこに置くか」「誰が操作するか」もすごく大切です。
●3年間撮影しているからこそ、毎年少しずつ良くしていく
今回のライジングサンの撮影では、以前からご提案していたステージ上での撮影も実現することができました。
初年度に撮影したときにはなかった画が2年目に増え、さらに3年目には客席やステージ上からの映像が加わっています。
毎年まったく違うことをする必要はないと思っています。
前回の動画を見返して、「ここは良かったから残そう」「ここはもう少し変えてみよう」と、一つずつ積み重ねていく。
継続してご依頼いただける仕事だからこそ、そうしたブラッシュアップができるのは、とてもありがたいことですね。
撮影現場では、ほかのカメラマンと収録したビデオを見返しながら「このカットいいね!」「あのカメラワークどうやったの?」と話しながら進める場面もあります。
カメラマン単体で仕事をいただくことも多いので、ライブ収録で複数のカメラマンと仕事することで、お互いの撮り方を見ることで刺激を受けることもありますし、チームとして連携しながら一つのライブ映像を作っていく現場は、私自身も毎回楽しんでいます。
今年撮影した映像を見返したら、きっとまた「次はこうしてみたい」という部分が出てくると思います。
そうやって回を重ねながら、次の撮影を少しずつ良くしていければと思っています。
●札幌でライブ映像・イベント動画の制作をご検討の方へ
コブラ映像札幌では、ライブ撮影やイベント動画、企業PR動画など、現場の空気感まで伝わる映像制作を行っています。
一度きりの撮影だけでなく、継続してご依頼いただく案件では、前回の映像を振り返りながら「次はこの角度を増やそう」「もっとライブ感のある画を入れよう」と、回を重ねるごとに撮影方法や構成をブラッシュアップしていきます。
撮影内容がまだ固まっていない段階でも、完成した動画の使い方や見せ方を考えながらご提案できます。
札幌でライブ映像・イベント動画の制作をご検討の方は、お気軽にご相談ください。
