2026.09.01
【実績紹介】過去の企業動画を見直す① 北海道ガス様の動画
当ブログ内で過去に制作した動画実績について、コブラ映像札幌でどのように取り組んで制作したかもお伝えしていこうかと思います。 ということで今回は、北海道ガスさんのローリー車ラッピング企画を題材にした企業動画の制作についてご紹介します。
もともとは社内記録として始まった撮影でしたが、現場での映像を重ねていく中で、イベントの魅力や人の想いがしっかり伝わる内容へと発展していきました。
撮影の裏側や編集の工夫、そして企画がどのように一本の動画として形になっていったのかを、実際の制作エピソードとあわせてお話ししていきます。
【制作の経緯】
この動画を制作することになったきっかけ
もともとは、北海道ガスさんの広報担当者から、イベントの取り組みを社内用の記録として残したいということで、撮影をご依頼いただいたのが始まりでした。
最初から企業動画として制作する予定だったわけではなく、当初の目的は、あくまでイベントの記録です。
ただ、撮影した素材を私の方でいろいろと編集して整えたものをお見せしたところ「せっかくなので、しっかりと編集して一本の動画にしてみよう」という話が始まりです。
最終的に完成イメージをご覧いただいたところ、気に入っていただき、単なる記録映像ではなく、一つの企業動画として形にすることになりました。
その後も、新しいローリー車を導入するタイミングなどに、継続してご依頼をいただいています。
【制作の裏話】
実はyoutubeなどで鉄道会社の車両イベントなどの動画を見るのが好きで(とてもクオリティが高いので)こんな動画をつくりたいな!と思っていました。
今回の動画も、そうしたイベント映像に近い雰囲気を意識して編集しています。
参考の動画を実際にお見せしながら、「このような見せ方にすると、イベントの特別感がより伝わると思います」とご提案しました。
もともと自分が好きで見ていた動画をヒントに、企業動画の制作にも生かすことができた事例です。
【動画の内容と撮影・編集の工夫】
●オープニング
・タブレットの画面へ寄っていくシーン
タブレットに映像が映り、カメラが徐々に
画面へ寄っていくシーンがあります。
この場面は、レンズをズームして映像を拡大しているのではなく、実際にカメラスライダーを使い、カメラそのものを動かしながら撮影しています。
もちろん、カメラのレンズでズームすることもできます。
ただ、レンズでズームする場合と、実際にカメラが被写体へ近づいていく場合とでは、映像の見え方や奥行きが微妙に違います。
本当に小さなこだわりではありますが、今回はスライダーを使った方が、見ている方を動画の中へ引き込める画になると判断しました。
・たくさんの絵を並べたシーン

たくさんの絵が並び、そこから徐々にカメラが離れていくシーンがあります。
ここも編集で画面を縮小しているのではなく、実際に絵を並べたうえで撮影しています。
撮影には360度カメラを使用しました。
▼実際に使ったカメラ▼

360度カメラに長い棒を取り付け、さらにそれを三脚のヘッド部分に設置し、カメラを実際に遠ざけながら撮影しています。
カメラと絵の距離を変えながら撮影することで、編集によるズームとは少し違う、遠近感のある映像にしています。
動画の前半は、特にこだわって作り込んだ部分です。
この段階では、絵がローリー車に貼られていることを、まだ見せたくありませんでした。
最初に完成形を見せてしまうのではなく、まずは絵そのものに注目してもらい、後半のお披露目につなげたいと考えたからです。
また、たくさんの絵を並べて見せることで、「数多くの作品の中から選ばれた」という、受賞作品ならではの特別感も演出しています。
・ローリー車へのラッピング作業

ラッピング作業の日には、私も現場に同行し、実際の作業を撮影しました。
すべて本番の作業なので、基本的には一発撮りです。
職人さんが一枚ずつ丁寧にシートを貼っていく様子が伝わるように、手元や作業風景をしっかり撮影しました。
この場面では、あえて何を貼っているのかが、すぐには分からないようにしています。
完成したローリー車が登場する場面を動画のピークの一つにしたかったので、それまでは全体像を見せず、職人さんの作業に目が向くように構成しました。
見ている方に少しずつ期待してもらいながら、完成したローリー車のお披露目まで、あえてじらしているイメージですね。
・授賞式までの演出

授賞式の場面も、もちろん実際の様子を撮影しています。
ただ、賞状を渡す場面だけを撮影するのではなく、式が始まるまでの子どもたちや、ご家族の様子もできるだけ撮るようにしました。
楽しみに待っている表情や、少しそわそわしている様子を入れることで、授賞式に向けたワクワク感や喜びが、より伝わると思ったからです。
実際に授賞式が始まると、子どもたちもご家族も、どうしても少し緊張してしまいます。
そのため、式が始まる前の方が、自然な表情や楽しみにしている雰囲気を撮影しやすいんです。
賞状を渡す場面や、式典の中心となる部分だけを切り取ってしまうと、子どもたちや参加者それぞれの個性、その場の空気感までは十分に伝えられません。
目立ちにくい部分ではありますが、私はこうした式の前後の様子も大切にしています。
・授賞式から記念撮影へ
授賞式や記念撮影の場面では、子どもたちもご家族も少し緊張しています。
無理に自然な表情を作ってもらうのではなく、そのときの緊張感も含めて、当日の雰囲気として残すようにしました。
緊張している姿も、後から振り返ると、その日の大切な思い出の一つになると思います。
・ローリー車のお披露目

ローリー車のお披露目は、この動画の中で一番の山場です。
お披露目会は一度しか行われないため、私以外にもカメラマンを入れて撮影しました。
一台のカメラだけでは、受賞者の表情を撮っている間にローリー車を撮り逃したり、反対にローリー車を撮っている間に大切なリアクションを逃してしまったりする可能性があります。
そのため、複数の角度から撮影し、完成したローリー車と受賞者の皆さんの姿を、できる限り撮り逃さないようにしました。
当日は、別のテレビカメラも入っていたので、実は撮影場所やカットの争奪戦になる場面もありました(笑)。
限られた場所の中で、どこから撮ればローリー車と受賞者の両方をきれいに収められるかを、その場で判断しながら撮影しています。
・ローリー車に乗っているシーン
ローリー車に乗っている場面では、助手席に360度カメラを設置して撮影しています。
通常のカメラでは、車内全体と乗っている方の表情を同時に撮影するのが難しい場合があります。
360度カメラを使用することで、限られた車内のスペースでも、乗っている方の様子や周囲の雰囲気を臨場感のある映像として残すことができました。
・ローリー車が走るシーン
ローリー車が走る場面では、事前にしっかりと打ち合わせを行い、撮影場所にカメラを固定して撮影しました。
今回は受賞者が6人いたため、同じような動きの映像が続いてしまう可能性がありました。
全員分を同じ角度、同じ構図だけで撮影すると、どうしても映像が単調に見えてしまいます。
そこで、予定していた撮影が終わった後、別の画を撮るために、ローリー車にもう一周走っていただきました。
異なる角度からの映像も追加で撮影し、同じような映像が続かないようにしています。
撮影した素材を並べるだけではなく、視聴者を飽きさせないように、カット割りや編集のテンポも工夫しました。
・最後にすべての絵を見せる

動画の最後には、今回選ばれた絵を含め、作品全体を見せる構成にしています。
受賞作品だけに注目するのではなく、イベントに参加した子どもたちの作品を見せることで、企画全体の広がりや温かさを伝えたいと考えました。
一つひとつの作品があって、その中から受賞作品が選ばれています。
その過程も含めて伝えることで、イベントそのものの魅力がより伝わる動画になると思っています。
【毎年同じ動画にしないための工夫】
この企画の動画は、これまでにも数回制作しています。
同じイベントを毎年撮影していると、何も考えずに作れば、どうしても似たような動画になってしまいます。
そのため、毎年同じ構成になりすぎないよう、その年ごとに新しい要素を加えるようにしています。
例えば、別の回では、子どもたちへのインタビューを撮影して、動画の中に組み込みました。
同じイベントでも、インタビューを加えたり、撮影方法や映像の見せる順番を変えたりすることで、その年ならではの動画になります。
毎回ゼロから考え直すというよりは、前回の動画を見返しながら、良かった部分は残し、もっと工夫できる部分を改善していくという形ですね。
【全体を通して意識したポイント】
この動画を撮影するために、イベントが行われているわけではありません。
もともと予定されているイベントに私たちが参加し、進行を妨げないように撮影させていただきます。
授賞式やお披露目会などは一度しか行われないので、基本的には撮り直しができません。
撮影のために「もう一度お願いします」と言えない場面も多く、そこで撮れた素材を使って、どのように一本の動画として魅力的に見せるかが重要になります。
そのため、撮影時にはできるだけ多くの表情や場面を押さえつつ、編集では素材をただ時系列に並べるのではなく、見せる順番やカットの長さを調整しています。
BGMが盛り上がるタイミングと、ローリー車がお披露目されるタイミングを合わせるなど、最後まで楽しんで見てもらえる構成を意識しました。
【担当者と一緒に作り込む編集】
完成までには、実は何度も修正を重ねています。
テロップの内容や表示方法、BGMの希望などを担当者から伺いながら、一つずつ細かく調整していきました。
私たちは、基本的に修正回数を制限していません。
もちろん、最初の段階で方向性をしっかり共有することも大切ですが、実際に完成した動画を見てから気づくこともあります。
担当者が納得できる動画になるまでご意見を伺い、このときも一緒に動画を作り込んでいきました。
こちらが一方的に完成形を決めるのではなく、企業側が伝えたいことと、映像として見やすい構成の両方を考えながら調整しています。
北ガス様に限らず、企業様にこの修正無制限は大変いつも喜んでいただいております。
【今見直して、さらに工夫したいと思うこと】
今回の動画は、ローリー車を使った企画で初めて制作した映像でした。
そのため、このときの経験を生かしながら、次の回からは少しずつ内容をブラッシュアップしています。
例えば、
・子どもたちへのインタビュー
・作品を審査している様子
・背景にエネルギー会社であることが伝わる画を入れる
・タイムラプス映像を挿入する
といった要素を、その後の動画では取り入れています。
回を重ねるごとに、「もっと企画の背景が伝わる見せ方はできないか」「子どもたちの思いを、より深く表現できないか」と考え、撮影や編集の方法を改善してきました。
さらに実現できれば面白いと思っているのが、子どもが自宅で絵を描いている場面の撮影です。
実際には、ご家族との日程調整や撮影場所の問題もあるので、簡単ではありません。
ただ、絵を描き始めるところから、作品が完成し、それがローリー車にラッピングされるまでを一つの流れとして見せることができれば、この企画がより分かりやすくなると思います。
その子がどのような思いで絵を描いたのかも、動画を見ている方に、さらに伝わりやすくなるはずです。
機会があれば、次回以降に挑戦してみたい演出の一つですね。
【札幌で企業動画・イベント映像の制作をご検討の方へ】
コブラ映像札幌では、イベント当日の空気感や参加者の表情、企画に込められた思いまで丁寧に拾い、企業の魅力が伝わる一本の動画に仕上げます。
撮影から編集まで一貫して対応し、テロップやBGM、映像のテンポなども、ご担当者様のご要望を伺いながら調整します。
※修正無制限
修正回数には基本的に制限を設けておらず、納得いただける形になるまで一緒に作り込んでいきます。
※同じものも新しく
継続してご依頼いただく場合も、毎回同じ構成にはせず、前回の内容を踏まえて撮影方法や演出を見直し、回を重ねるごとにブラッシュアップします。
企業PR動画やイベント映像、採用動画、インタビュー動画など、札幌で映像制作をご検討の方は、企画段階からお気軽にご相談ください。
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