2024.03.05

「映像のプロが思う良い動画とそうでない動画の違い」

ブログでは、動画に関するいろんなお役立ち情報を発信しております。 今回のテーマは、「映像のプロが思う良い動画とそうでない動画の違い」です。

〇あなたにとって良い動画とは?

さて、皆さんにとって「良い動画」とはどのようなものでしょうか?

「かっこいい動画」

「編集が凝ってる動画」

「派手な動画」

人によってもいろいろあるかもしれません。

 

 

ですが、制作会社の立場から申し上げますと、定義とは言わずも、1つちゃんと回答を持っています。

 

 

〇プロ目線の良い動画 と 悪い動画 

 

先に結論を言ってしまうと、良い動画は「意図が伝わる」動画です。

 

当たり前だって言われるかもしれませんが、これがとっても大事で意外とそうじゃない動画って世の中たくさんあります。

 

序文の回収じゃないですが、

「かっこいい動画」

「編集が凝ってる動画」

「派手な動画」

 

これらは、それ自体は問題ないのですが、

動画を見た後に、「なんかすごかったけど、結局何だったんだろう。」

 

となってしまうのは、あまりよい動画とは言えません。

 

もちろん動画であるゆえに、これはダメ、これはよいと明確な線引きもないです。

ですが、やはり、

編集のスキルに偏ってしまったり、エフェクトだけに依存したり、

目で見る分には刺激的でも実は伝わってないということは少なくないです。

 

 

〇良い動画のポイントは2つ

では、どのようにして、「意図が伝わる動画」を作るか?

大きくポイントは2つです。

 

・1つ 構成がしっかりなされているか?

・1つ 構成に沿った編集加工がなされているか?

 

〇1つ 構成がしっかりなされているか?

 まずは、構成です。

 意図を伝えるためにどの様にに組み立てていくか?

 意図は言い換えるとゴールです。

 このゴールを導くために物語を作っていく、裏付けを構築するのがこの構成です。

 

〇1つ 構成に沿った編集加工がなされているか?

 意図と構成にそった編集ももちろん重要です。

 例えば、極端な例ですが、動画全体として静かで優しい雰囲気を出したいのに、動画の切り替えのタイミングでぐるぐる動く切替を入れることはないかと思います。

 

〇動画もトークもプレゼンも同じ

 

構成の話をしましたが、これは実は決して難しい話でく、実は当たり前のことです。

 

例えば、日常会話をとってみても同じです。

 

たわいのない話はいいですが、何かを伝えようとしてるときに、結局何が言いたかったんだろうというはなしは、つまらないですし、よくわかりません。

 

プレゼンでも同様、プレゼンの基本は、「総論(≒結論)→その理由や要素→結論」と構成のセオリーが存在します。

逆にこれを知らないもしくは、慣れてない人のプレゼンのはなしでよくあるのは、中味の話をいろいろしているうちに、

あれ?最初といってることと違くない?ってなってることも決して少なくないです。

 

〇悪い動画を避けるには?

ここまで「映像のプロが思う良い動画」とそのポイントについてお伝えしてきました。

 

最後に、動画制作のチェックポイントとして、悪い動画にならないためのちょっとしたアドバイスをお伝えしましょう。

 

・情報を詰め込みすぎない

→ついつい、これもあれもといざ動画を作ろうとすると、(日ごろ動画をつくっていない企業さんに作るときなど特に)たくさんのコンテンツを入れようとしてしまいがちです。

動画の意図に沿って、整理し、必要なコンテンツにしぼるだけで、ぐっと動画の伝える力が増します。

 

・つなげただけ「意図を忘れない」

→制作会社ではなく自社でつくるとたまにおこりますが、とりあえず、ある動画をつなげただけの動画、それっぽい動画を撮影してつなげただけの動画。

実はこれも結構多いです。ひとつひとつ一つの動画はきれいなのに、「意図」に沿って構築しないとただの組み合わせただけの動画で、結局見てる人に伝わらず魅力的なものにはなりません。

 

もちろん予算の都合上あり物で作ることもあるかもしれませんが、そういう場合は、しっかりと先述の意図と構成を考えて編集してみましょう。

 

・いろんなエフェクトなどを入れすぎる

→子供のころやゲームをしていて新しいかっこいい技を覚えたりしたら、何度もやってみたくなりますよね。同じような感覚で実はこれは意外とやりがちで、かっこいいエフェクト、エディットスキルを多様してしまっていないか確認してみましょう。

大学の時に作った(もしくは、素人の作った)スライド(パワーポイント)で文字が毎回いろんなところから出てきたり、いろんなフォントが混じっていたり、変な効果音がたくさん入っていたりする、そんなカオスなスライドを一度は見たことがあるのではないでしょうか?

もしかしたら、あなたの動画もそんな状態かもしれません。

多種が入り混じっていたら統一する、余計なエフェクトを削除するそれだけでも動画をすっきりとよくすることができるかもしれません。

※ここまで簡単にお伝えしましたが、最初にお伝えしましたようにまずは「意図」あっての動画編集です。ケースバイケースではありますが、動画制作のアイデアや気づきになればこの上ないです。※

 

〇コブラ映像札幌でのワンスパイス

 

コブラ映像札幌では、よく企業紹介動画やこれに類似して採用用の動画などを制作させていただくことも多いです。

 

動画の構成では「つかみ」→「おち」とつながっていきます。

 

ただ、序文で触れましたプレゼンとの違いは、最初に総論(≒結論)を全部見せれないということです。

 

映画で最初から落ちがわかったらつまらないので、「つかみ」→「おち」の構成をベースに、次を見たくなる工夫、最後までちゃんと見てもらって、伝える動画制作を行っております。

 

以上今回は、

「映像のプロが思う良い動画とそうでない動画の違い」

をお届けしました。

あくまで一つの意見として動画制作や制作業者選定の際のお役に立てば幸いです。

 

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