2025.12.18
「プロ感」が出る!映像撮影で背景を工夫するポイントとは?
動画撮影の仕上がりを左右するのは、実は「背景」の選び方。 どんなに良いカメラや照明を使っても、背景がごちゃついていたり雰囲気に合っていなければ、プロっぽさは半減してしまいます。 今回は、撮影現場でプロが実践している背景の工夫についてご紹介します。
●Case 01 インタビューでは「その人(モノ)らしさ」が伝わる背景を
店舗なら「お店らしさ」を背景に活かす
たとえば、飲食店の店主にインタビューをする場合、厨房から立ち上る湯気や、店内の雰囲気が伝わる背景が効果的です。
ほかにも、 お店の看板やインテリアを活かすことで、話す内容と視覚情報に一貫性が生まれ、視聴者の印象にも残ります。
「このお店らしいな」と思わせる工夫が、動画の信頼感にもつながります。
※ 自然の景色を背景にすることも
自然光が入る窓際やテラス席など、外の景色を取り込むことで、空間の魅力を伝えることができます。
たとえばガーデンカフェなどでは、緑あふれる庭とおしゃれな建物の両方が映るように、屋外で撮影することもあります。
ただし、天候の影響を受けやすい点には注意が必要です。
● Case 02 食べ物や商品の撮影では「余計な背景」を省く
シンプルな背景で「主役」を引き立てる
料理や商品などの撮影では、背景がごちゃついていると、かえって魅力が伝わりにくくなります。
そのため、基本はテーブル面などシンプルな背景を選び、対象を際立たせるのが基本です。
ただし、店舗の雰囲気を伝えたい場合は、あえて店内を背景にすることもあります。
● Case 03 企業インタビューでは「信頼感」のある背景を
応接室より、事業内容が伝わる場所を
企業の代表者を撮影する際、通される場所が応接室や会議室であることは少なくありません。
もちろん静かで整った空間ではありますが、視聴者にとってはやや無機質に映ることも。
そこで私たちは、その企業の雰囲気や事業内容が感じられるような場所——たとえば製品やサービスに関わる現場の一角など——をご提案することがあります。
たった数メートル場所を移すだけでも、動画から伝わる印象は大きく変わります。
「どこで撮るか」も、動画づくりの大切な要素のひとつ。
そうした視点から、より伝わる・印象に残る映像をご一緒につくれるよう、私たちは背景にもこだわっています。
● 背景に「映ってはいけないもの」への配慮も重要
ゴミ箱、ポスター、ブランドロゴなどに注意
映像の印象を左右するのは、「何を映すか」だけでなく「何を映さないか」も大切です。
背景にうっかり写り込んでしまいがちなNG要素は、撮影前にしっかりチェックする必要があります。
▼ 映ってはいけない/避けたいものの例:
・ゴミ箱や清掃道具など、生活感が強く出てしまうもの
・他社製品や競合ブランドのロゴ・ポスター(例:スポンサー企業との兼ね合い)
・肖像権や著作権の懸念がある写真・絵画・キャラクター等の装飾
・許可のない個人の顔やナンバープレート
・企業秘密につながるホワイトボードや資料など
こうした点に細かく気を配ることで、視聴者に不要な違和感を与えず、安心して見られる映像になります。
私たちも撮影現場では、事前の目視確認+現場での調整提案をしっかり行い、仕上がりの質を高める工夫をしています。
【まとめ】
「なんとなくその場で撮る」のではなく、「何を背景にするか」を意識することで、動画の仕上がりは格段にアップします。
撮影するシーンに合った背景を選び、必要に応じて提案や調整をすることが、“プロ感”を生み出す第一歩です。
もし動画制作をご検討中であれば、お気軽にご相談ください。撮影から編集まで、目的に合った動画をご提案いたします。
映像のクオリティは、ちょっとした背景の選び方や現場での判断によって大きく変わります。
「どこで撮るべきか迷っている」「今の撮影方法で伝わっているか不安」など、具体的でなくても問題ありません。
コブラ映像札幌では、企画段階のご相談から撮影・編集まで、目的や伝えたい印象に合わせてご提案いたします。
まずはお気軽に、お問い合わせフォームよりご相談ください。
