動画編集:スローモーション編
このブログを執筆している今は2024年8月です。 パリオリンピック真っただ中ですが、動画編集をしている私としてはスポーツ観戦をもちろん楽しみつつ、その撮影の方法(見せ方)にもついつい目が行ってしまいます。 さて、スポーツ観戦日和な昨今ですが、そんな中頻繁に目にするのが「スローモーション」です。 ということで、今日は「スローモーション(以下スロー)」についてちょっと触れていきたいと思います。
●地味? そんなことない!スローモーション
最近は簡単にスマホなどで動画編集もできる時代になりました。
かっこいいエフェクトは数えればきりがありません。
インスタグラムも初期は写真のSNSという感じで記憶していますが、最近では動画加工も簡単になり一般の方が編集したショート動画も多々見受けられます。
※ちなみにコブラ映像札幌でも札幌を中心に北海道の美しい景色を撮影した動画を上げています。
あえてきらびやかな動画編集を施していませんが、それでも撮り方ひとつできれいな動画を上げていますので興味のある方はご覧ください。
▼公式インスタグラムはこちら▼
少し話がそれましたが、加工編集が発展した今の時代でも、決してきらびやかではないかもしれませんがスローは上手に使うととっても動画の味を引き立てる効果がある良い編集技法です。
●そもそもスローモーションとは?
言わずもがなですが、撮影した動画をゆっくりと流す編集技術です。
最近は撮影技術が本当に進化しましたので、ゆっくりでも画質を落とすことなく見る人に届けられるようになりました。
(昔を知っている人は共感してくれると思います(笑))
●スローを活かせばこんなことができる!
ではどんな時にスローを使うと効果的かをご紹介します。
・強調
一つのシーンを強く印象付けるときなどに有効です。
例えば、何かの人物の登場時などに、その登場のところだけをスローで流すとその人物がより際立ち強調されます。主要人物や力のある人などを見てる人に伝えることができます。
・感情の動きを伝える
スローを使って人間の感情を伝えることもできます。
例えば、男女がすれ違う時、(自分の目線は男性でも女性でもイメージやすいほうでOKです。)そのすれ違いざまを自分目線でゆっくり相手の異性がすれ違って目で追うとそれだけで相手がその人にとって重要な人物で主観側の心にインパクトを与えているということが伝わります。
・見えにくいものをわかりやすく伝える
早いものをゆっくりと見せることで、何が起こっているかを伝える。
冒頭でも紹介しましたスポーツは最もわかりやすい例かと思います。
パリオリンピックのスケートボードの技など通常速度だと何が凄いのかわかりづらいですが、スローで見るととんでもない技だということが理解できます。
他にも鳥が飛んでいるスローの映像など、教育系の番組で見かける人は多いのではないでしょうか?
通常速度ではわからないことも、ゆっくりと見せることで視聴者に何が起こっているかわかりやすく伝えることができます。
(おまけ)恐怖を伝えることも可能
例えば、ホラーではないですが、ジョーズのサメが人を食べるシーンでサメがゆっくりと口を開けて噛みつこうとするシーンは、ここまで紹介したことすべてが集約されてるといってもいいかもしれません。
以上簡単ですがスローの使いどころをご紹介しました。
もちろんケースバイケースですが、参考にしていただけると嬉しいです。
●やってはいけないこと
これはどの編集加工でも同じですが、「使いすぎない(多用しすぎない)」ところがポイントです。
強調、かっこよく見せたいなどの気持ちはわかりますが、すべてをスローにしてしまうと何が重要で何を見せたいのか訳が分からなくなってしまいます。
*ちゃんと使いどころや理由を考えて使う*
これが大事です。
●おわりに
さていかがでしたでしょうか?
すこしでも皆様の動画制作のお役に立てばうれしい限りです。
コブラ映像札幌では北海道札幌を中心に動画制作・映像制作編集をおこなっています。今回はスローのお話をしましたが、クライアントに合った撮影方法を提案しベストな見せ方をいつも心がけております。
札幌、北海道で撮影や動画制作でお困りの際はお気軽にお問合せくださいませ。
まだまだ暑い日が続きそうですので、無理せず暑さ対策を怠らぬようご自愛くださいませ。
ではまた