【良い動画制作のヒント②】見せ方(前回の補足) 編
前回のブログでは、 「聞くチカラ」というテーマで、動画制作における情報収集の ・聞くときのポイント や ・知らないが故の強み などについて触れてまいりました。
▼前回のブログはこちらから▼
今回は補足であり、ちょっと実務的なお話です。
さて、前回のブログの内容で
「その業界で当たり前のことも、ユーザーにとっては魅力になる」
ということをお伝えしました。
が、ここで、不安を感じる方もいるかもしれません。
その最たる例が、クライアント様から
「そうかもしれないけれど、同業に見られたときに恥ずかしい。」
このように言われることがあるというものです。
このような場合は、内容や状況、クライアント様のさじ加減も加わってきますので、明確に「これが正解」というものをお伝えすることは難しいです。
ですが、それでは話が進みませんので、弊社の場合はどのように対応するか?
前回のブログでも触れていますが、動画制作会社ならではの対処方法をちょっとだけお伝えいたします。
【動画の魅力は「ながれ動くところ」】
まずは、今の悩みを整理すると
「当たり前のことを発信すると同業界隈で、はずかしい(かも)」
だけど
「魅力は伝えたい」
という板挟みの状態です。
このような場合、動画の特性をうまく活用して弊社では、この板挟みの両端をクリアにする提案を行います。
その動画の特性が「流れ動く」ところです。
もう少し砕いて説明しますと
コピーライトと違いテキストである必要はなく、ポスターなどの静止画と違い見せる絵は尺によりユーザーの目に留まる割合の調整ができる。
ということです。
【例① 映像のみで見せる】
動画や絵の強みは、「テキスト」を読むことではなく、見るだけで物事を伝えることができるという点です。
例えば、「安全確認をちゃんとやっています。」「品質調査をやっています。」という会社だとします。
これを絵の中に
「安全確認実施」
「品質調査」
のようにテキストで入れてしまうと、同業から「あたりまえだろ」と思われてしまうかもしれません。
ですが、その風景だけを映像で見せるとどうでしょうか?
同業はそもそも、テキストにより定義できないのであまり気に留めにくくなります。
その一方で、そのような状態を映像で見せることで、ユーザー側には、ちゃんと「安心感や信頼感」を伝えることができます。
【例② さりげなくちりばめる】
もうひとつは、”ちりばめる”です。
動画は、写真と違い絵がどんどんと流れていきます。
今回該当するような「同業に見られて恥ずかしいと思う」情報だけで動画を作るわけではありません。
上記のテキスト化しないで絵で見せるだけではなく、全体の動画の構成を考慮し、点検の様子などをさりげなくちりばめることで、同業からはあまり指摘されにくく、一方でユーザー側から見たときは、繰り返し伝えることができるので、暗に強みを伝えることができます。
●あとがき
前述のように、これはあくまで一例です。
ケースバイケースで変わることが多い内容です。まず、大事なことは先のブログでお伝えしましたように、聞くことです。
そうすることで、良い答えはおのずと見えてきます。
そのうえで、対応策の引き出しを持っておくと、最善の提案にもつながるかと思い、今回は簡単ではございますが、聞くチカラ 編 の 【補足】を執筆いたしました。
お役に立てば幸いです。
では次回