2026.07.30

【雑談ブログ】映像制作とテクノロジーのこれから|AI・自動追尾・ドローンについて思うこと

最近、AI動画や自動追尾カメラ、ドローン撮影など、映像制作まわりのテクノロジーがどんどん進化しています。 私自身も、日々の撮影や編集の中で「これは便利だな」と感じる場面がありますし、一方で「まだ人の判断が必要だな」と感じる場面もあります。 今回はとりとめない雑談ブログですが、札幌・北海道で動画制作を行う立場から、映像制作とテクノロジーのこれからについて、今感じていることをまとめてみたいと思います。

●自動で被写体を追いかけるカメラは、すでにある!でも、、

 

今の時点でも、被写体を指定すると自動で追いかけてくれるカメラはあります。

例えば、リモコンや画面上で「この人を追って」と指示すると、その人物をカメラが自動で追尾してくれるようなものです。

これは非常に便利な技術です。
特に、決まった範囲内で動く被写体を撮影するような場合には、十分に役立つ場面もあると思います。

ここまで聞くと自由に任せてOKじゃんと思うかもしれません。

ですが、実際の映像制作の現場で考えると、まだ「かゆいところに手が届かない」と感じることの方が実は圧倒的です。

追いかけること自体はできても、細かい画角や構図、シーンごとのニュアンスまでは、なかなか思い通りにならないことがあるからです。

これらがカメラに指示できるようになったり、ひとつのパターンとして認識できるようになれば、一気に成長しそうですが、意外とそういうカメラはないんですよね。

 

 

AIに“撮影意図”を伝える難しさ

 

AIと会話をして文章を作ったり、画像を生成したりする場合は、ある程度言葉で細かい指示ができます。

しかし、撮影現場では少し事情が違います。

例えば、

・ここでは人物の表情を優先したい
・でも次の瞬間は背景も入れたい
・少し余白を作って落ち着いた印象にしたい
・この場面はあえて引きで見せたい

といった判断は、現場の流れや空気感によって変わります。

今の自動追尾カメラでは、こうした細かい条件付けや意図の共有が、まだ難しい場面もあります。

結局、「そこは人が撮った方が早いよね」となることも多いです。

 

 

 

●とはいえ、将来的には、かなり変わると思う

 

とはいえ、今後はかなり変わっていくと思います。

例えばゴルフ中継では、すでに広い映像を撮影しておいて、あとからパソコンで分析し、ボールの軌道を線で見せるような表現もあります。

ゴルフ中継などで、打った球の弾道を線で追って見せるような映像を見ると、「人間の目だけではわからない情報を、技術で補っているな」と感じます。

将来的には、人を使わなくても、ある程度の追跡撮影はかなり自然にできるようになるのではないかと思います。

ただし、カメラの位置そのものをどう決めるか、どこに置けばその場面が一番伝わるかという判断と実際にカメラを動かすということは、また別問題です。

「撮影の自動化」と「撮影する場所の自動化」は別物ですので、少なくとも現状まだどちらも、現場に浸透はしていないという感じです。

(ドローンが一番両方の自動化に一番近いかもしれません 音がうるさいですが(笑))

 

 

 

●カメラマンはいなくなるのか?

 

AIが進化すると、「カメラマンはいなくなるのか?」という話も出てきます。

たしかに、カメラの操作や追尾の一部は自動化されていくと思います。

ドローン撮影もその一つです。

 

最近では、冬季オリンピックがありました。

もちろん選手たちの活躍もさることながら、職業病でカメラワークも見てしまいます。

一番印象的だったことは、撮影映像を見ていると、ドローンを使った映像表現が増えていたと感じた部分です。

ただ、ドローンも完全に勝手に撮っているわけではありません。
操縦者は人間ですし、どこをどう飛ばすか、選手との距離感をどうするか、音の問題をどう考えるかなど、まだまだ人の判断が必要です。

今回のオリンピックでいうと画角はもちろん選手の邪魔にならないようにおそらくかなり、撮影する側には配慮が求められたのでは?と思います。

 

技術は進化しても、「何をどう見せるか」という部分には、人の意図が残りそうですね。

 

 

 

●フェイク動画と“リアリティ”の難しさ

 

AI動画の進化で、よく同業者間でも話題になるのがフェイク動画の問題です。

本物のように見える映像が簡単に作れるようになると、映像が持っていた「これは現実を映している」という信頼感が、少しずつ揺らいでいく可能性があります。

これは作り手側だけでなく、受け取る側の認識も大事になってくるので難しい部分もありますね。

これからは、「映像だから本当」と単純に受け取るのではなく、どういう目的で作られた映像なのか、どこまでが現実なのかを考える視点も必要になっていくのかもしれません。

フェイク動画に限らず、当たり障りないことで申し訳ないですが、技術が進歩してもそれを使う側がちゃんと考えて精査判断しないといけないということが大事になりますね。

 

 

 

●良い使い方

 

一方で、AIにはとても良い使い方もあると思います。

例えば、写真から動画を作る技術。
亡くなった方の写真をもとに、まるで動いているように見せたり、話しているような演出をしたりする技術もあります。

もちろん、使い方には慎重さが必要です。
ですが、ご家族や親族の方にとっては、とても大切な思い出になる可能性もあります。

こうした技術は、単なる便利ツールというよりも、人の気持ちに寄り添える使い方ができるものだと思っています。

だからこそ、弊社は、著作権や肖像権などに気をつけながら、良い活用方法は積極的に学んでおります。

 

 

 

●AIは“素材”ではなく“道具”として活用したい

 

AIはとても便利なツールです。

編集作業の効率化や、アイデア出し、確認作業など、活用できる場面はこれからさらに増えていくと思います。

ただ、企業動画や会社紹介動画などのクライアントワークにおいては、AIで作った素材をそのままメインに使うことには慎重でありたいと考えています。

もちろん、AIで作られた映像や画像がすごいことはこれまでお伝えしたとおりです。

ですが、企業案件では、その会社の実際の空気感や、人の表情、現場のリアルさをきちんと撮影して伝えることが大切だと思っています。

 

 

●コブラ映像札幌が大切にしたいこと

 

AI時代になっても、私たちが大切にしたいのは、目の前にあるものをきちんと見て、クリアな状態で伝えることです。

企業の魅力。
働く人の表情。
現場の空気。
その土地らしさ。

こうしたものは、実際に撮影してみないとわからない部分があります。

AIを否定するのではなく、便利な道具として活用する。
そのうえで、リアルな映像制作の価値も大切にする。

それが、これからの動画制作会社に求められる姿勢なのかもしれません。

 

 

●まとめ|AI時代でも、映像制作に必要なのは“意図”だと思う

 

AI動画や自動追尾カメラなど、映像制作の技術はこれからも進化していくと思います。

撮影の一部が自動化されたり、編集作業が効率化されたりすることで、制作の形も変わっていくはずです。

ただし、どんな技術が出てきても、

・何を伝えたいのか
・誰に届けたいのか
・どのように見せるべきなのか

を考えることは、これからも必要だと思います。

コブラ映像札幌では、新しい技術にもアンテナを張りながら、企業様の想いや現場のリアルが伝わる動画制作を大切にしていきたいと考えています。

 

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